TiDB 2.1.5 リリースノート
2019 年 2 月 28 日に、TiDB 2.1.5 がリリースされました。対応する TiDB Ansible 2.1.5 もリリースされています。 TiDB 2.1.4 と比較して、このリリースでは安定性、SQL オプティマイザ、統計、および実行エンジンが大幅に改善されています。
TiDB
- SQL オプティマイザー/エグゼキューター
- MySQL #9306との
SHOW CREATE TABLE
の互換性を向上させるために、列の文字セット情報がテーブルの文字セット情報と同じ場合、SHOW CREATE TABLE
で列の文字セット情報を出力しないようにします。 Sort
#9319の計算ロジックを単純化するために、Sort
からProjection
の演算子からScalarFunc
を抽出して計算することにより、場合によってはSort
演算子のpanicまたは誤った結果を修正します。Sort
演算子#9335 , #9440の定数値を持つ並べ替えフィールドを削除します- 符号なし整数列にデータを挿入するときのデータ オーバーフローの問題を修正します#9339
- 対象のバイナリの長さが
max_allowed_packet
#9349を超える場合はcast_as_binary
~NULL
を設定します。 IF
とIFNULL
#9351の一定の折り畳みプロセスを最適化する- スカイラインプルーニングを使用して TiDB のインデックス選択を最適化し、単純なクエリの安定性を向上させます#9356
DNF
式#9405の選択性の計算をサポート- 場合によっては
!=ANY()
と=ALL()
の間違った SQL クエリの結果を修正する#9403 Merge Join
操作を実行する 2 つのテーブルの結合キーの種類が異なる場合にpanicまたは誤った結果になる問題を修正#9438RAND()
関数の結果が MySQL #9446と互換性がない問題を修正Semi Join
処理NULL
のロジックと空の結果セットをリファクタリングして、正しい結果を取得し、MySQL #9449との互換性を向上させます。
- MySQL #9306との
- サーバ
tidb_constraint_check_in_place
システム変数を追加して、INSERT
ステートメント#9401の実行時にデータの一意性制約をチェックします。tidb_force_priority
システム変数の値が構成ファイルで設定された値と異なる問題を修正#9347- 一般ログに
current_db
フィールドを追加して、現在使用されているデータベースの名前を出力します#9346 - テーブル#9408のテーブル情報を取得するHTTP APIを追加
LOAD DATA
場合によっては誤ったデータをロードする問題を修正します#9414- MySQL クライアントと TiDB 間の接続確立に時間がかかる場合がある問題を修正#9451
- DDL
PD
GetAllStores
インターフェイスでexclude_tombstone_stores
オプションを提供して、返された結果から廃棄ストアを削除します#1444
TiKV
- Importer がデータのインポートに失敗する場合がある問題を修正#4223
- 場合によっては
KeyNotInRegion
エラーを修正します#4125 - 場合によってはリージョンのマージによって引き起こされるpanicの問題を修正します#4235
- 詳細
StoreNotMatch
エラーメッセージ#3885を追加